概 要
ごあいさつ
「中之島に
タイトルに現れるこの「
ここに付け加えることはほとんどありませんが、私たちの周りでは、コロナ禍の間、凍結されていた様々なことがいよいよ大きく動き出している気がします。公的にも私的にも、さまざまなものが終わり、なくなり、そして新しいものが芽をふき出しました。おそらく2022〜23年は、21世紀の大きな画期の一つになるでしょう。このような時代に、芸術に何ができるのか? あるいは逆に私たちは芸術によって何をしようとしているのか? さらには芸術は現代において可能なのか?というのが、「中之島に鼬を放つ」が始まった時に、私たちが掲げた問いかけでした。簡単に答えが出るような問いではありませんが、ただこういう時期だからこそ、芸術が担う役割は大きくなってきている、と私たちは思っています。芸術は、誰かが、何かが、境界の彼方に去った時に、その人を弔い、その何かのために祈り、境界を越えてコミュニケーションするために実践してこられたと考えられるからです。この確信を核にしながら、今年度も「中之島に鼬を放つ」の活動をさらに展開していきたいと思います。
大阪大学中之島芸術センター・大阪大学大学院人文学研究科
伊東信宏
開催概要
本プログラムは、大阪大学中之島芸術センター、大阪大学大学院人文学研究科、大阪大学総合学術博物館が共同し推進するアート人材育成プログラムです。今日のアート人材には、多様な芸術ジャンルに精通し、現代文化の複雑な諸課題に柔軟に対応できる実践力が求められています。このプログラムでは、学際性に富み、アーティストとの交渉能力を備え、地域社会とのファシリテーション力を持ち、アート創造のプロセスに関わることのできる能力を持つ人材を育成します。
統括セッションと4つのリサーチ・フレームを設定し、縦横に交差しつつ学びながら、総合的なアート実践能力を育成します。現在様々な分野で活躍する、アーティスト、アートディレクター、芸術系行政官、研究者等と受講生とが交流を深め、ネットワークを構築し、アートによる多面的な価値の創出を目指します。
本プログラムは、令和5年度文化庁「大学における文化芸術推進事業」による助成を受けており、大阪大学中之島芸術センター、大阪大学大学院人文学研究科、大阪大学総合学術博物館が共同で主催し、開講いたします。また、近隣のあいおいニッセイ同和損保 ザ・フェニックスホール、淨るりシアター、公益財団法人吹田市文化振興事業団(メイシアター)、豊中市都市活力部魅力文化創造課、兵庫県立尼崎青少年創造劇場 ピッコロシアター、公益財団法人箕面市メイプル文化財団などの芸術諸機関の協力を得て行います。
事業実施体制
主 催 | 大阪大学中之島芸術センター 大阪大学大学院人文学研究科 大阪大学総合学術博物館 |
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連 携 | あいおいニッセイ同和損保ザ・フェニックスホール 淨るりシアター 公益財団法人 吹田市文化振興事業団(メイシアター) 豊中市都市活力部魅力文化創造課 兵庫県立尼崎青少年創造劇場(ピッコロシアター) 公益財団法人 箕面市メイプル文化財団 |
令和5年度文化庁「大学における文化芸術推進事業」 |
連携機関アドバイザー
石橋 梨沙 | 豊中市都市活力部魅力文化創造課 |
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古矢 直樹 | 公益財団法人 吹田市文化振興事業団(メイシアター) |
新倉奈々子 | 兵庫県立尼崎青少年創造劇場(ピッコロシアター) |
松田 正弘 | 淨るりシアター |
宮地 泰史 | あいおいニッセイ同和損保ザ・フェニックスホール |
和田 大資 | 公益財団法人 箕面市メイプル文化財団 |
事業担当者
伊東 信宏 | 大阪大学中之島芸術センター・大阪大学大学院人文学研究科(事業推進者) |
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永田 靖 | 大阪大学中之島芸術センター(事業推進者) |
渡辺 浩司 | 大阪大学大学院人文学研究科(事務局) |
橋爪 節也 | 大阪大学総合学術博物館 |
岡田 裕成 | 大阪大学大学院人文学研究科 |
高安 啓介 | 大阪大学大学院人文学研究科 |
古後奈緒子 | 大阪大学大学院人文学研究科 |
鈴木 聖子 | 大阪大学大学院人文学研究科 |
伊藤 謙 | 大阪大学総合学術博物館 |
横田 洋 | 大阪大学総合学術博物館・大阪大学大学院人文学研究科 |
山﨑 達哉 | 大阪大学中之島芸術センター(事務局) |
鄭 実香 | 大阪大学中之島芸術センター(事務局) |
デザイン
濱村 和恵 |
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