<場所のナラティブ>「都市のアルケオロジー」
概 要
リサーチ・フレーム <場所のナラティブ>「都市のアルケオロジー」
私たちは常に「場所」に縛られています。故郷や住所登録、属する自治体、職場や国家などから私たちは逃れることができません。しかしその「場所」に暮らすことで、その「場所」の中や、あるいは外から、綻びが生まれたり、異物が闖入して、その場所は揺らぎを起こします。そこにナラティブ(物語)が生まれるのでしょう。ここでは、かつて堂島に存在した「堂島米会所」を主たる題材にします。ここは現物取引だけではなく、先物取引の発祥の地でもあり、それは大阪商人が生み出した知恵でもあります。この堂島米会所をテーマに、演劇ユニット「極東退屈道場」の主催者・演出家の林慎一郎とともに、リサーチとワークショップ、また水上遊覧を組み合わせ、またリサーチ型パフォーマンスの上演を行うことで、過去の中之島から未来の大阪を予測していきます。