<臨床のアート>「walking practice 同じ景色をみよう」
概 要
リサーチ・フレーム <臨床のアート>「walking practice 同じ景色をみよう」
現代美術家の檜皮一彦が実践しているワークショップ、” walking practice “を通して、現代社会におけるさまざまな問題について考えるきっかけとします。 walking practice(歩く練習)では、各施設において、身体障害者が通常通ることになっている通路ではなく、健常者が通ることになっている通路を、参加者が車椅子を運びながら、両者が同じ道をたどることでみんなが全く同じ経路で施設を巡ることを目的としています。ワークショップの過程では、お互いの協力やコミュニケーションなどが必要となります。便利な道具や機械、技術等のみに頼らない、人と人の関係性によって日常が暮らせる方法を考えます。”walking practice” ワークショップの体験や、対話・講演を通して、アートがなしえる可能性を考えます。それらの成果を展覧会によって発信し、本プログラムの成果を検討します。